コルドバは2020年から、廃棄物を最小限に抑え、環境にやさしい製造を実現するために、製品開発にサステナブルなアプローチを始めました。その一つが、バッグの素材です。これまでのバッグには、分子が長くて重いプラスチックであるナイロンが使われていました。ナイロンは丈夫で耐久性に優れていますが、何百年も自然に分解されないため、環境にとっては非常に有害な素材です。プラスチックの影響を最も受けている場所の一つが海です。現在、海には5兆2500億個以上のマクロおよびミクロのプラスチックが存在しています。これは、自然環境に非常に大きなリスクをもたらし、取り返しのつかないダメージを与える可能性があります。海洋汚染を最小限に抑える(そして最終的には排除する)ために、私たちはこのプラスチック廃棄物をギグバッグや楽器に再利用することで、持続可能な解決策を選んでいます。
Cordobaの新デザインのバッグ(C1 Matizに採用)は、リサイクルナイロンを使用した耐久性のある素材を採用しています。このナイロン生地は、マイクロプラスチックや廃棄された漁網などの廃棄物をブレンドしたものです。漁網は、世界の海洋汚染の約50%を占め、主な原因となっています。毎年、60万トン以上の使用済みの漁網が海に捨てられています。これらの網を再生可能な製品に再利用する取り組みは、環境汚染を回復する長い道のりの一歩となります。
2022年には、再生海洋プラスチックを使用したウクレレとミニギターを発売する予定です。その後、再生プラスチックの使用を製品全体に拡大し、全社的にプラスチックへの依存度を最小限に抑える努力をしていきます。
Cordobaの使命は、製品開発において、再生可能な素材を調達し、リサイクル可能な素材を利用し、海洋汚染をなくすための変革を促すことで、サステナブルな社会を目指すことです。