Kan Inoue[WONK] feat.Ashdown

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TOKYO発「世界水準」と謳われるフューチャー<エクスペリメンタル>ソウルバンド WONK のベーシスト、レコーディング&ミキシング・エンジニアとして活躍するKan Inoue氏。 今回はNYを拠点とする気鋭バンド The Love Experiment とのコラボレーションによるBINARYツアー中の氏にインタビューを敢行。Ashdownの魅力について語っていただきました。




<アンサンブルになった時にどうなるかを想像することが重要> by Kan Inoue




───簡単にベースを始めたきっかけを教えてください。

Kan Inoue(以下I) 小学校6年生の時から、家族や友人のコミュニティの影響でエレキギターを始め、気づいたら高校卒業ごろにはベースを弾いていました。色んな人やシチュエーションで演奏したいため自然にベースも弾いていた記憶があります。


───どのような経緯でAshdownを使うようになられたのでしょうか?

I:Pino Palladino※1が使用している映像を見て、いい音だなと思い使うようになりました。


───今回はThe Love Experiment とのコラボレーション・ライブツアー(BINARY TOUR BLUE NOTE 3カ所での公演)でしたが、各会場での反応はいかがでしたか?

I:各会場ごとに反応が異なるのも面白かったですし、そこに反応するようにメンバーの演奏も変わっていき楽しかったです。


───メンバーが入れ替わりながらの演奏で、曲によってはベーシストが二人ステージ上に居る状況もありましたが、音のキャラクター等も意識されましたか?

I:ベースのParkerと自分は音のキャラクターやプレイスタイルが全然違うので、今回特別に意識はしませんでした。


───Ashdownを使用する際、どんなサウンドメイキングを心掛けていますか?

I:太く低く、それでいて埋れすぎない音を作ることです。


───ご使用のABM-600RC EVOⅣの機能で特にお気に入りのポイントやセッティングをお教えいただけますか?

I:オクターバー機能が気に入っています。フットスイッチでコントロールできる点がとてもよいと思います。


───アンプ選びで迷っている方に、選択のポイントなどのアドバイスをお願いします

I:自分のベースを挿して弾いてみること、アンサンブルになった時にどうなるかを想像することが重要だと思います。


───最後に井上さんのようなベーシストを目指している方たちにメッセージをお願いします。

I:視野と興味を広く、ベーシストであると同時に音楽家であり1リスナーでもあることをたまに思い出しながら活動しています。

───本日はお忙しい中ありがとうございました。

※1:Pino Palladino
  D’Angelo, John Mayer Trio, Jeff Beck, 等で活躍するスーパーベーシスト。特にD’Angelo「VOODOO」におけるプレイは必聴!
Ashdown ABM-900EVOⅢ使用アーティスト。



WONK プロフィール

東京を拠点に活動するエクスペリメンタル・ソウルバンド。2016年9月に全国リリースした自身初のフルアルバム『Sphere』は第9回 CDショップ大賞 ジャズ賞を受賞。ジャズやソウル、ヒップホップなど様々な音楽に影響を感じさせる彼らの幅広い音楽性は多方面から注目されており、デビューわずかながら2017年夏には第16回 東京JAZZやSUMMER SONIC 2017など多数のフェスへ出演。 また米Blue Note Recordsを代表するシンガーJosé Jamesの最新アルバム『Love in a Time of Madness』のリードトラック 『Live Your Fantasy』のリミックスを担当、同年2月にはヨーロッパ2大都市公演を成功させるなど、国内に留まらず海外からも多くの注目を集めている。 2017年9月、新作ツイン・アルバム「Castor」「Pollux」をリリース、11月にはNYの気鋭バンドTHE LOVE EXPERIMENTと共作アルバム「BINARY」を連続リリースするなどその精力的な活動から、”今”最も注目を集めるバンドである。

オフィシャルWEBサイト http://www.wonk.tokyo/