若い女性を中心に絶大な支持を集め、日本でも指折りのダンスユニット『GENERATIONS from EXILE TRIBE』。観るものを魅了するダンス、そしてパフォーマンスの後ろで、彼らのサウンドを支えているギタリスト、町田文人氏(ex.ZARD)とベーシスト、堀川真理夫氏。2人が揃って愛用しているのがDR Stringsです。公私ともに仲の良い2人にDRの魅力や音楽についてたくさん語って頂きました。




“自分らしく!”(町田氏)
“他の楽器を触れることで、本来の楽器をまた触れたくなる。”(堀川氏)





キクタニミュージック(以下K): 本日はありがとうございます。まずはお二人が楽器を始めたきっかけとおもしろエピソードを教えて下さい。


町田文人(以下M):中学生の頃、マイケルジャクソンなんかの80's POPブームにすっかりはまっていて、その流れでバンドを組みました。最初は歌ってたんですけど、ギターも弾けって言われ、渋々ギターを始めたんです。

堀川真理夫(以下H):意外。そっち系の音楽がルーツだったんだ?


M:そうなんですよね。それで渋谷にギターを買いに行ったんです。僕、レフティーなんですが、当時レフティーが全然売ってなかったので結局普通のを買いましたねw、それでその帰り道に大手芸能事務所にスカウトに会いましたw。もちろん怖くて断りましたが(笑)

H:それ、初耳だよ!(笑)


M:当時何やっても直ぐできた方なのですがギターだけは思うようにできなくて、でもその反動で必死に練習しました。で、専門に行った時、友人にオーディションを勧められ、なんとなく曲を作って送ったら受かってしまい、そのままZARDをやることになったんです。 ZARDの後、色々やってたんですけど、w-inds.のツアーの時に真理夫さんと初めて一緒にやることになったんですよね!

H:そうそう、もう結構前になるよね。


M:真理夫さんも面白い話たくさんあるんじゃないですか?音楽一家ですもんね?

H:あるある(笑)僕の場合は家に楽器が色々あったので、自然と楽器に触れてましたね。 最初にやったのはドラムですね。小学生の頃にバンド組んでドラム叩いてたんですけど、ベーシストがスラップやっているのを見てカッコいいな~って思ってベースも始めました。 家にアップライトベースがあったのでしばらくはアップライトでしたけどね。(笑)


M:家にドラムセットやアップライトベースがあるって(笑)でも、中学生の頃にドラマーでデビューしてるんですよね?!

H:しましたね~。初めてのライブは小学三年生の頃ですね!そこからドラムでも色々やりましたね。その後、高校時代は父と一緒にレストランやバーなどでベースを弾いてお金を稼げるようになりました。 卒業後は作曲を学びたいな~と思ってギター専攻でバークレーに行ったんですけど、そこで知り合ったベーシストが上手すぎて、敵わない!自分はギターで良かった感じました(笑)その後はNYでエンジニアをして、帰国しました。

M:既にネタありすぎです!(笑)

K:日本に帰国してからの活動は?

H:まず、どの楽器で生きていこうか考えました。ただ車もなかったしお金も無かったので、手軽に出来るってことで、友人からベースを借りてベース1本に絞って活動しました。バーで演奏したり、バークレーの友人とライブをしたりしながら徐々に活動の場が広がっていきました。



K:二人とも濃い話が盛りだくさんですね。では、楽器の技術はどうやって磨いたのですか?



M:それは今も進行中です。僕は自分らしく演奏するには?という事を常に意識しているので、コピーとかはあまりせずに、その時感じているフィーリングをより自由に幅広く表現出来るように心掛けて練習しています、それは理論的な事だけではなくノイズや効果音的な事も含めてですね。あと常にギターに触れ、アンプに繋いで大音量で練習することを心掛けています。



H:とにかく触れて、練習していましたね。あとバークレーのギターレッスンがベースにも生きました。ギター(他の楽器)を演奏したことで、ベースが弾きたくなってベース弾く。そうやって一旦他の楽器を演奏して、またベースを弾きたくなるサイクルを作ってました。






“たくさん試した結果、DRがベストだった!”(町田氏)
“弾き心地が良くて手に馴染む!”(堀川氏)

K:なるほど。形は違えどたくさん練習することが大事ですね。 ではそんなお二人がDR弦を使い始めたきっかけは?

M:もう10年以上使ってますね!当時、色々な弦メーカーを試してみた結果、しっくりきたのがDRでした。


H:元々、マーカス・ミラーが使っている弦だってことを知っていたのですが、若い頃はお金が無くて、コスパで他社の弦を使っていました。その後、稼げるようになってきたし、ネオン弦のインパクトもあったので使い始めました。

K:DR弦の気に入っている点を教えて下さい。


M:音がブライトでテンション感がいいところです。あとパッケージ、カッコいいですよね!

H:全部の弦の太さと音のバランスがいいのがすごいと思いました。そしていい音が長く続く。なかなか錆びないので他の弦より交換スパンが長くコスパがいいです!弾き心地も良くて、僕の手に馴染むんです。




“リハーサルも1発勝負だと思っています!”





K:では最後に若いミュージシャンにメッセージをお願いします。

M:失敗を恐れず、気にせず楽しんで演奏することですね。人間だから間違えて当然、でも切り替えて楽しむことが出来るかです。あと、間違えたとしてもメンバーがカバーしてくれるから大丈夫だって思えるメンバーを見つけることでしょうかね!

H: いいこと言う!(笑) 僕はゲネプロ(本番同様に行う最終リハーサル)も本番と同じだと思って、1発のつもりでやってます。だからゲネプロの2回目をやろうってなると、もう集中力が切れてます!(笑) 要はそれくらいの集中力をリハから持っておくことが大事なんじゃないかと思います。

M:確かに真理夫さん、1回目の方が仕上がりいいですもんね!


K:楽しくて話が止まりませんね。(笑) お忙しい中、ありがとうございました。

町田文人 プロフィール

使用弦:MT-10、MT7-10、VTA-12
中学生の頃にギターを始める。
専門時代にオーディションで合格し、ZARDのメンバーとして活動。 その後は篠原涼子、平井堅、w-inds.、安室奈美恵、織田裕二、Kinki Kids等のサポート、レコーディングで活躍し、 現在は主にGENERATIONS from EXILE TRIBEのサポートを行っている。

町田 文人 Twitterアカウント
https://twitter.com/Fm5150



堀川 真理夫 プロフィール

使用弦:MR5-45、NMR5-45、MH5-45
音楽一家の家庭に生まれ、3歳の頃にドラムを始める。
以降キーボード、ベース、ギターなどの楽器を始める。 バークレー卒業後はエンジニア技術も学び、帰国後はプロベーシストとしてEXILE TRIBE、SMAP、V6, 石井竜也、安室奈美恵 BOA等のサポート、レコーディングで活躍。 現在は GENERATIONS from EXILE TRIBEのバンマスを勤める。

堀川 真理夫 Twitterアカウント
https://twitter.com/mariohorikawa