岩撫安彦氏 が集大成として造り上げた究極のピックアップ「TONEISM PICKUPS」

名だたる米国ギターブランドにおけるカスタム部門での華々しい経歴に加え、ギター愛好家のバイブル 『ザ・ビューティ・オブ・ザ・バースト』『ザ・ギャラクシー・オブ・ストラト』 の著者としても名を馳せる レジェンド 岩撫安彦氏 が集大成として造り上げた究極のピックアップ「TONEISM PICKUPS」。

プレイヤーのタッチに敏感に反応し、感情の動きを余すところなく表現するビンテージピックアップ。
オリジナルの優れた設計を土台としながらも、その数十年にわたる歴史の中では数多くの製造手法の変化がありました。またそれらの個体がギターに組み込まれて世に出た後も部材に様々な経時変化が起こり、実質的にはスペックが変わりました。ビンテージピックアップの大きな特長とも言える多くの個体バリエーションは、時の流れの中でこの二つのファクターが重なりあう事で生み出されていったのです。
そのバリエーションの中でも選び抜かれた数少ない個体は、その高度な表現力でプレイヤーと一体となり、多くの聴衆を魅了してきました。ビンテージ・ピックアップは単なるパーツではなく、ギタリストたちがミュージックシーンの歴史を切り拓いていく上での、必要不可欠な力の一つだったといっても過言ではありません。
トーンイズムでは、こうした認識の上で長年にわたって積み上げたビンテージピックアップの分析研究の結果に基づき、代表的なビンテージ・トーンを再現するモデルと、音作りのノウハウを生かしたカスタム・ピックアップを製作しています。


製作者 岩撫 安彦 氏
70 年代にギターのリペア、ビンテージのレストアで楽器業界でのキャリアを開始。80 年代にはその
経験を生かして製作を開始。その後渡米して米国企業でのカスタム・ギター製作部門勤務を経て帰国。
米国ブランド輸入代理店のアドバイザーを務めた後、自身のギター・ブランドを立ち上げる。その間、
ギター関連の雑誌にコラムを持ち、また楽器に関する専門書を執筆。米国で英語版も出版された。
2000 年代には再び米国企業に勤務、アジア圏を含めた多数の国を管轄するなど製作側ではなく運営
側で販路の拡大に務めた。日本とアジア市場を統括した日本の子会社のトップとなり、十数年のキャ
リアを経て独立。長年の構想、研究の集大成ともいえるピックアップの製作、販売をトーンイズムと
してローンチするに至る。


TONEISM “VOHB” はビンテージのオリジナルの製作手法に忠実に従って作ったダブルコイル・ハムバッカーです。無数のバリエーションが存在するP.A.Fのトーンを、 57,58,59,60,と代表的な年代を軸としてまとめ、時代と共に変化した細かな仕様の組み合わせをP.A.Fの基本トーンの上に作りこんでいます。またP.A.F後継のパテントナンバーでは仕様の安定した時期にフォーカスし、64としています。

TONEISM Pickups から待望のP90タイプ登場。歯切れがよく骨太、そしてドライなローアウトプット50’sトーンが特徴の「VP90#56L」、クリーン&ファットな50’sスタンダードセット「VP90#56M」、ファット&ジューシー、50’sトーンの真髄を持つハイアウトプットセット「VP90#56H」の3種類をラインナップ。

ビンテージトーンを蘇らせる、究極のピックアップ。サイズと形状を忠実に再現したバルカナイズド・ファイバー製ボビンを基盤とし、ビンテージ仕様のAWG42フォームバーワイヤーを使用。ハンドワウンドによる手巻き製法で、それぞれの年代特有のトーンキャラクターに合わせた巻き線パターンとテンション調整を施しています。これにより、奥行きのある音色を実現しました。また、配線にはビンテージスタイルのプッシュバックワイヤーを採用し、マグネットには年代に合わせたアルニコ3とアルニコ5の2種類を使用しています。サイズやトップ形状まで当時の仕様を忠実に再現し、経年変化による色味まで再現されたブラックマグネットが特徴です。さらに、特殊なワックスを用いた自然含侵ポッティングにより、安定感と音質の向上を実現しました。

